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2012-10

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連れて行かれるところ - 2012.10.26 Fri

こんばんは、柳沢です。

今日は、各駅停車で帰ってきました。
そんな気分の日ってあります。
急行ならば28分のところ、52分かかりました。

その車内でふと、谷川俊太郎さんの「おべんとうの歌」という詩は、野田さんの作品に似ているなと思いました。
ある意味において、ということなのですが。

引用を、します。
長い長いことは、ほんとうにすみません。


おべんとうの歌

魔法瓶のお茶が
ちっともさめていないことに
何度でも感激するのだ
白いごはんの中から
梅干が顔を出す瞬間に
いつもスリルを覚えるのだ
ゆで卵のからが
きれいにくるりとむけると
手柄でもたてた気になるのだ
(大切な薬みたいに
包んである塩)
キャラメルなどというものを
口に含むのを許されるのは
いい年をした大人にとって
こんな時だけ
奇蹟の時
おべんとうの時
空が青いということに
突然馬鹿か天才のように
夢中になってしまうのだ
小鳥の声が聞こえるといって
オペラの幕が開くみたいに
しーんとするのだ
そしてびっくりする
自分がどんなに小さなものに幸せを感じているかを知って
そして少し腹を立てる
あんまり簡単に
幸せになった自分に
―――あそこでは
そうあの廃坑になった町では
おべんとうのある子は
おべんとうを食べていた
そして
おべんとうのない子は
風の強い校庭で
黙ってぶらんこにのっていた
その短い記事と写真を
何故こんなにはっきり
記憶しているのだろう
どうすることもできぬ
くやしさが
泉のように湧きあがる
どうやってわかちあうのか
幸せを
どうやってわかちあうのか
不幸を

手の中の一個のおむすびは
地球のように
重い


(谷川俊太郎詩集『これが私の優しさです』より)


以上、引用でした。
日本語の詩を横書きで表記すること、非常に忍びないです。
紙媒体にて触れたものを、電子機器に打ち込むのも、やはり、やってはいけないことのように感じます。
長さも、申し訳ないです。

けれども、そういうあれこれにもめげず、伝えたいと思う、こと、タイミング、
我ながらあんまりないことなので、今回をお許しください。ませ。ませ。


さて、『エッグ』の旅はどうやらあと三日。

まだまだ終わっちゃいないので、まとめみたいなことは言えませぬが、
これからについて、今ぼんやりかはっきりか思うのは
この経験を演劇という言語で還元したいということです。

告白。

だ。



うひゃ、
というわけで
今晩はこのあたりで失敬!

みなさま、こんな寒い晩はあったかくきもちよくして
おやすみなさい~
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