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コノハズクとブッポーソー - 2012.09.07 Fri

今宵の月はいやにオレンジ色で汚く
いっそう自分の俗物っぽさを思い起こさせるのです

幼い頃、月は一つ目の鬼の目玉だと信じて疑いませんでした
どこにいってもついてくるし、ゆっくりと瞬きをするからです
なので、月からはいつも隠れることにしていたのですが、時折、こっそりと見返しては
どうだ、今度は私がおまえを見ているのだぞ、参ったか、と思っていたものなのです


自分の姿を自分で見るのは苦しいです
誰かに見られているのも苦しいです
しかし誰にも見られていないということもまた苦しいのです

稽古にて撮影した自分の姿を見ながら、そんなことを思いました


役者というのは因果なもので
舞台上の人間関係というものを演じなければなりません
自分の役が担っている役割を理解せねばなりません

でも、たぶん、どこでも、現実の社会で、どこにいたって
人間関係は演じられてるのでしょうから
それは、当たり前のことなんでしょうから

演じ演じられ、そんな関係だけではないって思うんですが


些細なことと割り切れぬ悲しいこともありますが
酒とともに飲み下すのが正しい歳の重ね方なのかしら


そうかもしれぬ、そうではないかもしれぬ


きらきらとするだけが美しさではないとは思っているのでございますが
きらきらとしているものに憧れるコノハズクが今日もブッポーソーと鳴いているのでしょうか
名前を奪われたコノハズクは悲しいんでしょうかね

きらきらとした若さを肌身に感じつつ
しかしあまりに眩しく
老兵といえど一矢報いることはできるのでしょうか

自分が仏法僧と名づけられずとも、ブッポーソーと鳴き続けるコノハズク
体は茶色くずんぐりとしていても青く美しい羽を持っておらずとも
私はおまえが好きだ

湿っぽい夜、湿っぽい女、湿っぽいタオルを手に


鈴木

konoha.jpg
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